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【コードマン総選挙】書き下ろしミニストーリー<前編・後編>公開!

ゼノンザードリリース1周年を記念して開催された『コードマン総選挙』にて、各テーマで上位に選ばれたコードマンが登場する新規書き下ろしミニストーリーを前編・後編に分けて公開!

▶結果はこちら

 

コードマン総選挙 ミニストーリー<前編>

 

「コードマン総選挙、
 結果発表~!」
 \ドンドンパフパフ!/
「って なんだっけ?」
「ピモタ君ってば
 忘れちゃったの?
 ゼノンザード1周年
 記念企画でコンコードの
 みんなから投票を募った
 じゃないか~」
「ああ あったね。
 しめきり以後 おとさた
 なさすぎて
 うんえい しんぱい
 されてたやつ~」
「本日は、改めてコードマンの
 皆さんを交えながら
 結果発表させて
 頂きたいと思います。
 司会は私ミーナ、
 アシスタントに
 ワンダ君さん、ピモタさんを
 お迎えしましたよ!」
「イッエ~イ☆」
「ぼくもワンダくんも
 『クエストモード
  Ver.コードマン総選挙』の
 イベントストーリーで
 登場しているからね!
 もう でばんが おわってて
 ひまだから 手伝ってあげる
 ことにしたんだ」
「コラコラ、ピモタ君☆
 あんまりメタなこと言うと、
 お尻ぺんぺんだぞ~」
「では、
 始めて行きましょうか!」
**************
「では最初のテーマは
 『一緒にキャンプに
  行きたいコードマンは?』
 です! それでは~~、
 結果をドン☆」
一緒にキャンプに
 行きたいコードマンは?

1位 レスキューAI UR-D<ウル・ドゥ>
2位 武闘家AI キィラン・カッチラム
3位 盗賊AI ランバーン・タイダル

「CPUが きんにくで
 出来てそうなみんなだね!」
「一言多いヌイグルミだな。
 司会進行にはむいてねぇ
 んじゃねぇか?」
「あっ ランバーン
 いたの?」
「3位までにランクインした
 方々には、こちらに来て
 もらっているんです」
「あのね、ピモタ。
 CPUはおろか私達の素体には
 筋肉で出来てる部分
 なんて無いよ?」
「そうだっ!
 またひとつ勉強になったな!
 ピモタ君っ!」
「お前らもマジで相手すんな」
「わあ☆
 ボケとツッコミのバランスが
 いいトリオだね!」
「皆さんは
 キャンプの経験は?」
「ねぇな」
「まあ……野外で食事して眠る
 っていう行為は、
 コードマンには縁遠いしね。
 でも、コンコードと楽しむ
 っていう点には惹かれるよ。
 親睦が深められそうだ」
「野外での炊事!!
 私はあるぞっ!!
 ……と言っても、
 救助活動での野営だが!!」
「それを踏まえると
 UR-D君の1位は
 納得の結果だね~」
「UR-Dが りょうりできる
 ってことに おどろきだよ
 みんな 素手で薪をわる
 とかは 得意そうだけど」
「そうやって脳筋キャラに
 仕立て上げてくのやめろ。
 違うランキングになるだろ」
「えー つよそうだねって
 ほめてるんだよ?
 選んでくれたコンコードも
 すくなからず
 『こいつだったら熊とか
  出ても退治してくれそう』
 って 思ってるはずだよ」

「任せて!」
「請け負うな」
**************
「尺もありますし
 どんどん行きましょう」
「脳筋のくだりが
 長すぎるよ~」
「ごめんごめん
 ランバーンが いちいち相手
 してくれて 楽しくって」
「では、次のテーマは……
 『いざという時頼りに
  なりそうな
  コードマンは?』
 です!」
「よ~し!
 結果をドン☆」
いざという時頼りに
なりそうなコードマンは?

1位 盗賊AI ランバーン・タイダル
2位 メイドAI フィンセラ・ロラセフ
3位 レスキューAI UR-D<ウル・ドゥ>

「やあ また会えたね」
「……不本意だがな」
「まさかまた呼ばれるとは!
 やっぱり私達は、
 『熊から守ってくれそう感』
 があるのだろうな!」
「お前もいつまで
 引きずるんだよ、
 前のくだりを」
「貴方もそこで拾うから
 長くなるんですよ。
 こんな『週刊少年誌の
 ギャグ漫画の人気投票
 結果発表回』
 みたいなストーリー、
 さっさと終わらせましょう」
「フィンセラちゃ~ん!
 めんどくさがらないで~!」
「『いざという時頼りに
  なりそうなコードマン』に
 選ばれた皆さんは、
 コンコードと仲がいい
 イメージがありますね!」
「そうだね~。
 UR-D君はラーメンとか
 食べに行ったり
 してるんだよね!」
「UR-Dのおごりだッッ!!」
「犯罪の道に引きずり込んだり
 して信頼関係を深める
 コードマンもいますよ」
「足蹴にしてドンパチに
 巻き込んで信頼関係を
 深めている奴もいるな」
「も~ ふたりとも 
 毒っけまんさいの
 ふおんな空気
 かもしだすの やめてよ」

「「お前が言うな」」
**************
「ピモタ君の失言で
 フィンセラちゃんの重火器が
 チラ見えしたので
 切り上げて次に行くよ☆」
「次は『動物に好かれそうな
    コードマンは?』です!
 結果をドン☆」
動物に好かれそうな
コードマンは?

1位 ニートAI ヒナリア・ダーケンド
2位 武闘家AI キィラン・カッチラム
3位 アイドルAI ノノイン・ニルオン

「アナタのハートに
 ラブ・イグニッショ~ン♪
 ゼノンザードアイドル、
 ノノイン・ニルオンだよ♪
 みんな、
 投票アリガト~~☆☆」
「ぶたい慣れ してるなぁ」
「当たり前だのクラッカー☆」
「ののっち、
 時代錯誤が過ぎるよ……?」
「ふえぇんっ。だってだって!
 ののっちが壇上に立てるの
 ここだけなんだもん!
 爪痕残させてよぉ~っ!!」
「この結果は意外でしたね」
「あ、でもののっちの
 ストーリーモード3章で
 行われてる
 コードマン総選挙では
 メチャ頑張ってるから
 みんな見てね~♪♪」
「隙あらば宣伝とは
 ちゃっかりしてるね~、
 ののっちは!」
「メタすぎんだろ……。
 ノリ分かんねぇ、
 帰りたい、ライト眩しい」
「……ヒナリアは
 ののっちとは真逆だなあ」
「こんなランキング
 興味ねぇし。
 勝手にカテゴライズされる
 とか好きじゃねぇし」
「でもコンコードのみんなが
 選んでくれたんだよ?」
「フン……。
 だからなんだっての」
「……ヒナぴよ、
 フードのお耳が
 ピコピコしてる。
 内心嬉しい的な??」
「ハァ!?
 馬鹿言うなっ!」
「ヒナリアは
 素直じゃないから」
「うっせー!」
「こういうタイプって
 猫に好かれがち
 なんだよね~!」
「雨の日に捨てられた子猫を
 ほっとけなかったりね~♪」
「ンなベタな事するかっつの!
 あーもー! オマエラと
 話してたら疲れる!」
「実際にはどうですか?
 みなさん、
 動物に好かれますか?」
「私は好かれるっていうか、
 好き……かな。ガンモフ
 したくなっちゃうの」
「ワンダくんもピモたそも、
 ガンモフ対象だよね!」
「……えへへ」
「い、今なんかとっても
 怖い目つきに……」
「あんまり ひっつかれるの
 めいわくだから
 今はやめてね」
「ののっちも、動物好きー!
 ペットを飼うなら小鳥さん
 かな♪ 一緒に
 歌ってくれそう~♪♪」
「小鳥さんも、
 ののっちの歌なら
 好きになってくれそう
 だね!」
「で、ヒナリアさんは
 猫に集られる
 ピュアヤンキー体質、と」
「ミーナまで間違った
 キャラ認定すんなし!?」
**************
「次のテーマはこちら。
 『先生になってほしい
  コードマンは?』
 行きますよー、
 結果をドン☆」
先生になってほしい
コードマンは?

1位 探偵AI シャーロット・シームズ
2位 仕立て屋AI ヒュートラム・オブリカーン
3位 看護師AI アイリエッタ・ラッシュ

「やぁやぁ、みんな。
 投票してくれてありがとー!
 この名探偵シームズ、
 尾行から人物観察の基本まで
 ぜーんぶ教えちゃうよ!」
「『探偵』のせんせい
 ってこと?」
「えっ? 学校の勉強を
 教えてくれるんじゃ
 ないの??」
「???
 学校で必要な情報なんて、
 教科書に記されてる全てを
 記憶しておけば
 問題ないじゃないか」
「ん~☆
 シャーロットちゃんは
 天才過ぎて
 凡人の理解が及ばない
 タイプだね!」
「せんせい、
 不得意なんじゃないの??」
「……得意とするところ
 でないのは我々も同じだ」
「ですね……。
 私達は学習用AIではない
 ですので」
「お二人とも、真面目ですね」
「まじれす いらないよ
 コンコードの
 ゆめをこわさないで!」
「ピモタ君、急にコンコードに
 寄り添い始めたね!?
 でも確かにお友達の夢を
 壊すのはよくない!」
「教科に当てはめた
 イメージだと……
 アイリエッタさんは
 保健体育(応急処置の仕方)
 ヒュートラムさんは
 家庭科(被服)、
 シャーロットさんは
 歴史の先生……と言った
 ところでしょうか!」
「れきし?」
「ズバリ、
 『虫メガネ』のイメージ
 →考古学→歴史
 だねっ!?」
「こんなところで
 推理力発揮だぁ~!」
「まあ歴史は教科書に
 記されてる全てを
 記憶しておけば――」
「もういいよ わかったよ
 ヒュートラムとアイリエッタ
 せんせいっぽく しめてよ」
「ファッションの事となれば
 手は抜かん。
 完璧に美しいモノを
 生み出せる人間に……
 徹、底、的に、教育しよう」
「私もです。人の命に
 係わる事であれば……
 骨の! 髄まで!
 浸み込むよう
 お教えいたしましょう」
「いや こわいよ」
**************
「次のテーマはこちら。
『女装/男装が似合いそうな
 コードマンは?』
 行きますよー、結果をドン☆」
女装/男装が似合いそうな
コードマンは?

1位 漫画家AI ユーキリ・竜胆
2位 建築家AI レヴィル・デヴィラ/ラヴィル・デヴィラ
3位 探偵AI シャーロット・シームズ

「続けて飛び出て
 ジャジャジャジャーン☆」
「シャーロットさん、
 こちらにもランクインとは!
 おめでとうございます。
 そして1位は――」
「……満を持して、
 と思ったら……
 なんだぁぁぁぁ、
 女装ってぇぇーー!?!?」
「よかったね りんどう
 いち位だって」
「よくなぁいっっ!!
 僕はもっと……
 『カッコイイ
  コードマンは?』
 とか、そういうので
 ランクイン
 したかったんだっ!!」
「むりだよ
 そういうのはクロードとか
 ランバーンとかヨルスケとか
 がかっさらって
 『かわいいコードマンは?』
 部門で募集しても
 女性コードマンがランクイン
 して、りんどうは 何者にも
 なれないんだよ」
「やめろ!!
 長文で毒はやめろ!!
 その攻撃は僕に効く!!」
「りんどうは 女性型の素体に
 入ったら じぶんの
 体つきに こうふんして
 ぶったおれてそう」
「そそそそそんな
 男女入れ替わりもの
 あるあるなど――……
 ……ちょっといいな」
「ピモタ君、竜胆君が来て
 はしゃいでるねぇ!」
「もっとボクらにも
 話を振ってほしいよね?
 レヴィル」
「ワタシは――……正直、
 こういう場は苦手だ」
「帰りたいって?
 どこかのニートくん
 みたいな事言うね~」
「何故私がランクインしている
 のか理解できない。
 ――これは、ラヴィルが
 女の子の恰好をすると
 言う事なのか?」
「レヴィルが男の子の恰好する
 って事じゃない?」
「ズバリ、
 どっちもいけるって
 コンコードが多かった
 んじゃないかな」
「どっちも??
 ワオ、アグレッシブ☆」
「名推理なのか
 迷推理なのか……」
「真実は投票された
 コンコード、
 お一人お一人の
 胸の中ですね……」
「あ、そうだ。今ここで
 ラヴィレヴィちゃん達、
 竜胆とボクで
 衣装交換してみるって
 のはどう?
 本当に似合うか
 確かめてみようよ!」
「や、やめろ……
 近づくなシャーロット……!
 君の温かみが残る
 服なんて着てみろ……
 僕は……
 ……エレメントがゼロに
 なっちゃうぞ…………!」
「ワタシたちだって、
 今すぐここで着替えろ
 と言うのは――……」
「今すぐ結果を
 確かめられれば
 コンコードの皆さんにとって
 嬉しいサプライズに
 なりますね!」
「ほら、
 ミーナだって
 こう言ってるし」
「「見せて見せて~~!!」」
「「無理っ……!!」」
「勘弁してくれ~~~~~~~
 ~~~~~~~~っっ!」

 

 

 

コードマン総選挙 ミニストーリー<後編>
「まだまだ続きます!
 コードマン総選挙
 結果発表~!」
 \ドンドンパフパフ!/
「……ですが、ピモタさんは
 『りんどうと一緒に遊ぶ』
 ワンダくんさんは
 『パレードの時間だ☆』と
 お帰りになって
 しまわれたので……」
「ここからは不肖、
 ヨルスケ・ヨーライハと」
「メディーラ・バラーニが
 アシスタントを
 務めさせて頂くわ」
「俺達も『セクシー』
 し終えて暇なんだよね」
「可愛い子達をイジれると
 聞いて飛んできたの」
「セクシーと言えば、
 『セクシーな
  コードマンは?』では
 メディーラさん、
 他の追随を許さない程
 圧倒的な票数で
 1位だったんですよ」
「フフッ……。
 本当に有り難い事だわ。でも
 今日はアシスタントの身。
 私達の『セクシー』っぷりは
 『クエストモード
 Ver.コードマン総選挙』の
 イベントストーリーを
 見て頂戴ね……」
「よろしくね~☆」
**************
「では早速行きましょう。
 『雨男/雨女っぽい
  コードマンは?』
 ……結果をドン☆」
雨男/雨女っぽい
コードマンは?

1位 ニートAI ヒナリア・ダーケンド
2位 建築家AI レヴィル・デヴィラ/ラヴィル・デヴィラ
3位 警察AI アッシュ・クロード

「……また呼ばれた」
「御目出度い場なのに、
 そんなに嫌そうな顔
 ナシだよ?」
「俺達はお前の様に
 エンターテイナーではない。
 あとこのテーマにランクイン
 して喜ぶべきなのかが
 分からん」
「『水も滴るいい男/
  いい女ランキング』だと
 思えばいいさ」
「『セクシー』って事ね」
「『セクシー』って事さ」
「セクシーから離れろ」
「ま、投票したコンコードの
 声を想像するに、『雨の中に
 佇んでいる姿が絵になる』か
 『ちょっと残念そう』という
 イメージが付いてるんじゃ
 ない? 君達」
「上から、
 『残念』『絵になる』『残念』
 ってとこかしら?」
「『残念』って言うな」
「ではヒナリアさんは、
 雨の日に子猫を拾う
 ピュアヤンキー」
「前編の事を
 持ち出すなぁっ!」
「『女装/男装』のランクイン
 には戸惑ったけど、
 『雨の中に佇んでいる姿が
  絵になる』って言われると
 嬉しいんじゃない?
 レヴィル」
「べ、別に――
 そんな事は――」
「お兄ちゃんとしては、
 レヴィルの儚さが
 コンコードのみんなにも
 魅力として映っていると
 知れて、すごく嬉しい
 けどね……!」
「ラ、ラヴィル――……っ」
「そっちはそっちで
 独自に世界を展開しないの」
**************
「ラヴィルさんとレヴィルさん
 のいい雰囲気を壊してしまう
 のは、なんだか
 はばかられましたが、
 時間も限られているので
 次へ行きますよ。
 『メガネが似合いそうな
  コードマンは?』
 ……結果をドン☆」
メガネが似合いそうな
コードマンは?

1位 探偵AI シャーロット・シームズ
2位 仕立て屋AI ヒュートラム・オブリカーン
3位 ニートAI ヒナリア・ダーケンド

「愛するシャーロットの
 1位に、拍手を!」
「なんで後編から
 メディーラが
 アシスタントなのさ」
「勿論アナタに逢うためよ」
「どーせ大人の都合だろ」
「ヒナちゃんも
 またまたようこそ☆」
「ヒナは来たくなかったけどな。
 つーか何このランキング。
 メガネかけてない
 シャーロットのメガネ姿
 見てみたい、は分かるけど
 ヒナもヒュートラムも
 もともとメガネかけてる
 んだけどぉ!?」
「2/3が『似合いそう』と
 いうより
 『似合う』ランキングに
 なっているな」
「まあまあ細かい事は
 気にしない☆」
「ここにメガネが二つ……。
 ヒナリア、ヒュートラム。
 そのメガネ借りても?
 シャーロットに
 かけさせたいのだけど」
「現地調達ですか……!?」
「えー。ボク、モノクルとか
 ああいうのがいいよ」
「……自己プロデュースの
 天才なの? アナタ……。
 それを男装でやったら
 完璧よ……」
「メディーラちゃ~ん、
 探偵君への愛が
 気持ち悪い方向に
 出ているよ?」
「オマエにキモイって
 言われるメディーラが
 ちょっと可哀想だ」
「それはそれで二人きりの
 ときに見せてもらうとして、
 メガネ姿は見たいわ。
 ねえお願いよ、
 ヒナリア、ヒュートラム」
「断る。
 メガネは顔の一部だからな」
「わあ、メガネキャラの台詞。
 これぞ
 メガネキャラの台詞だよ」
**************
「メガネを借りる事は
 出来ませんでしたので、
 次のテーマに行きましょう。
 『こだわりが強そうな
  コードマンは?』
 ……結果をドン☆」
こだわりが強そうな
コードマンは?

1位 仕立て屋AI ヒュートラム・オブリカーン
2位 ニートAI ヒナリア・ダーケンド
3位 警察AI アッシュ・クロード

「ではこだわり強め三人衆に
 ご登場戴きましょう~!」
「…………ハァ」
「……もうなんなんだよ」
「ヒナちゃん大人気~。
 滅茶苦茶ランクイン
 してるねぇ。
 最多ランクインなんじゃ
 ない?」
「フン……
 だからなんだっつーの」
「ヨルスケさんの仰る通り、
 ヒナリアさんは3位までの
 ランクインの数が最も多い
 コードマンです。
 次点がヒュートラムさんです」
「『料理が得意そうなコードマン』
 を含めて……だね?」
「票を投じてくれた事は
 感謝する。
 ……こうして壇上に
 立たされるのは
 また別問題だがな」
「そーだよ。
 ヒナが嫌なのは、
 オマエラにイジられる事」
「そんな態度とって。
 投票してくれたコンコードに
 失礼でしょう!」
「謝りなさい!」
「なんでヒナだけ!?」
「……まるで両親と
 叱られている子供の図だ」
「クソ道化芸人と
 鬼オンナが両親とか、
 親ガチャ☆1家庭
 なんだけど!?」
「……とか何とか言って、
 ウチのヒナ子は
 立派なニートに……。
 ヨヨヨ」
「しつけーぞ!」
「御三方は、やはり
 こだわりがある方ですか?」
「まあな。
 こだわり……自身の美学が
 無ければ、テーラーメイド
 としてやって行けん」
「仕事上の関わりで君が
 こだわるのは知ってる。
 ヒュートラムのそれは、
 ドキュメンタリーの
 一本でも撮れるくらいさ」
「『ヒュートラム
  ・オブリカーンの
  朝は早い……』
 みたいな導入で
 始まる感じかしら?」
「ヒナは別にこだわり
 なんかねーよ。
 でも必要以上に踏み込まれて
 自分のテリトリー
 荒らされるのは嫌だ。
 なんていうか……
 乱されたくない、自分ルール
 みたいなのはあるかもな」
「俺は……こだわりと
 呼べるものはないが……
 こだわっている人物なら
 いるかもな」
「ええ? それって匂わせ?
 元同僚との関係の匂わせ?」
「……ここで
 話す事ではない。
 お前はそう思って
 いればいい」
「詳しくはゲーム内の
 『ストーリー』を
 ご覧あれって?
 商売人だねぇ、クロード君」
「公務員より向いてる職業が
 あるかもしれないわよ?」
「あ~、編集?」
「……ついに竜胆が
 いないところでも
 イジられるというのか……」
**************
「それでは最後のテーマです!
 『実はオバケが苦手そうな
  コードマンは?』
 ……結果をドン☆」
実はオバケが苦手そうな
コードマンは?

1位 武闘家AI キィラン・カッチラム
2位 警察AI アッシュ・クロード
3位 ニートAI ヒナリア・ダーケンド

「……………………」
「「おめでとう、
 最多ランクイ~ン☆」」
「いや、最多って聞いた時から
 最後まで出る事になるって
 分かってたけどさ……
 オマエラの顔も見飽きたよ」
「『動物に好かれそう』で
 『雨女』で『メガネが似合い』、
 『こだわりが強く』
 『オバケが苦手そう』な
 ヒナちゃん、冷たいぞ~」
「きっと可愛らしいイメージを
 持たれているのねぇ。
 実際可愛らしいものねぇ」
「うんうん。
 ヒナちゃん可愛いよ、
 とっても可愛い」
「「可愛い可愛い!」」
「なんか分かんないけど
 素体にブツブツ出来そう!!」
「ヒナリアが苦手なのって……」
「褒め殺し、か?」
「で、実際のところどうなの。
 心霊現象を信じている
 コードマンがいるとは
 思えないけど……」
「う~ん……私は実を言うと
 オバケ屋敷とかは苦手かも。
 急に驚かされたりするのが
 ちょっとね……。
 そういうのがコンコードの
 みんなにも
 バレちゃってたのかな……?
 武闘家としては不覚、
 だけどね……」
「そうだな、
 不意打ちはな……。
 警備プログラムとしては
 微かな異常にも
 反応してしまうのでな」
「ホントにィ?
 それだけェ?」
「何だ
 その意味深な笑みは……」
「……オバケ屋敷なんて、
 来るの分かってんだから
 楽しまなきゃ損じゃね?」
「あら、アナタは平気なの」
「オバケでビビるとか
 ガキくせーし?」
「……こういう子ほど、
 脅かし甲斐があるんだよねぇ。
 ヒナちゃん、ちょっと
 楽しいお話を
 聞かせてあげよう。
 こっちへおいで」
「ハァ?」
「二人も一緒するかい?」
「……! 俺は遠慮する」
「なんか……嫌な予感……」
 ……その後、
『コードマン総選挙結果発表』は一時中断した。
その時の事を、ヒナリアは頑なに語らない。
キィランクロードも語らない。
血の通わない素体の表情が、
何故だか青ざめて見えた。
**************
「最後の最後にヨルスケさんの
 怪談噺タイムが始まって
 しまいましたが、これで
 全ての結果をお伝えする事が
 出来ましたね!」
「嗚呼愉快じゃった!」
「ええ、ええ。とっても!」
「お二人ともアシスタントを
 楽しんでいただけたみたいで
 良かったです!
 コンコードの皆さんは
 如何でしたか?
 楽しんでいただけましたか?」
「印象が変わったコードマンも
 いるんじゃない?」
「逆に思ってた通りだった!
 って子もいるでしょうね」
「それぞれの『ストーリー』を
 読まないと分からない
 コードマンもいますしね。
 これを機に、
 気になったコードマンと
 契約してみるというのも
 良いかもしれませんよ?」
「――では、また
 ザ・ゼノンで
 お会いしましょう?」
「「「さようなら~!」」」
***END***

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